ゴールデンウイークも終わり、小学生の皆さんは運動会の練習が本格的に始まる頃と思います。
この時期に増えるのが、湿布による光接触皮膚炎です。運動会で関節や筋肉が痛くなり、家族にもらった湿布を貼る人もいるでしょう。湿布の中には光接触皮膚炎を起こすものがあります。湿布を剥がした後も薬剤が皮膚にしばらく残り、紫外線に当たるとひどい日焼けを起こします。例年この時期に非常に多く見られる疾患で、かなり重症になる方もみえます。湿布の注意書きをよく読んで、日焼けしないようにと書いてある湿布は日光に当たる部分には貼らないか、貼ったあと1ヶ月は紫外線に当たらないように注意する必要があります。もちろん、本当は他人がもらった処方薬は使ってはいけないことになっています。